GMとFX⑥破産と再生
自転車操業で毎日を過ごす日々
2010年だか2011年だったか。。
定かではなくなってきたが、限界が訪れた。
資金繰りがどうにもできず、FXでも勝てず、支払いができなくなってしまった。
頭が痛くなってきたり、手が震えてきたり、家の中で口に枕を当てて全力で叫ぶ
『ちくしょーーー』
『あーーーーーーーーーー』
むなしく響く声に、自然と溢れる涙。。
その時に偶然連絡を取った、2008年の時にFXを勧めてくれた友人。
あれ以来の連絡だった。
ことの顛末を全て話をし、理解してもらった後、
『まさか、そんなことになってるとは…』
と友人。
それはそうだろう。
ほんの数年前までFXすら知らなかった人間が、数年後に会うと、恐ろしいほどの借金を抱えて、生きる希望を失っている。
友人は落ち着いて共に策を考えてくれた。
そして、その友人から弁護士を紹介してもらった。
弁護士に相談するという、そういう選択肢は頭に思い浮かばなかった。
弁護士に相談するとどうなるのか。
イメージできない人もいるだろう。参考にしたい人もいたら参考にしてほしい。
まずは
資産状況の確認
借り入れの確認
収入の確認と現在の生活費のバランス、
そしてそこから生まれる返済可能額の確認。
など、全て正直に話しした上で、生活の見通しを立てる。
そして、個人再生をすることになった。
借金が約3分の1ほどに減額され、その上で各金融会社に、3年かけて返す計画がなされた。
弁護士費用は数十万円かかってしまうが、返済スタートまで数ヶ月あるので、そこまでの間で費用を支払った。
こんな感じで進んでいった。
この時点で一旦FXはお休みした。
休んだのは2年間くらいかな。
3年間払い切ることで、何とかリスタートをしようと必死だった。
債務整理する時期に、実家の家族に借金のことが全てバレてしまった。
そこから私は返済を終えるまでの間、実家に帰っても家族の前で笑うことは一切なかった。
家族の前で私から笑顔が消えた。。
辛かった。
もう二度とこんなことにはなってたまるか。と、この、辛さから学んだ。
学んだ。
はずだった。。。
そして、3年の支払いが終え、私は一度借金なしという身に、晴れてなることができた。
2014年4月くらいのことだったと思う。
これで人生をやり直せる!
はずだった。。。